Samil PwC(三逸会計法人)のパフォーマンス向上ディレクターDong-Hyung Cho氏へのインタビュー

今年度より、韓国の金融機関には国際会計財務報告基準(IFRS)に準じた貸借対照表を準備することが義務付けられます。この要件は適切な解決策を模索するよう金融機関に一層強い圧力をかけています。

ストラクチャード ファイナンスへの暴露に対する特別評価方法の採用、ならびに財務報告や財務会計における新たなフォーマットの採用という新しい評価方法の検討を含めた、数多くの課題に直面しているその金融機関は、韓国の財務会計実務から完全転換してIFRS(国際会計財務基準)に基づいて経営を行うことを選択しました。その金融機関であるWoori Financial Group(ウリィ フィナンシャルグループ)は、新しい会計規則が提起する障害を克服する目的で、FERNBACH(フェルンバッハ)の総合的なFlexFinance IFRSソリューションを選択しました。韓国におけるFERNBACH(フェルンバッハ)のパートナーであるコンサルティング企業Samil PwC(三逸会計法人)は、IFRS(国際会計財務基準)の実施にあたって韓国最大規模の金融機関の1つである Woori Financial Group(ウリィ フィナンシャルグループ)に助言を行っています。

そこで、Samil PwC(三逸会計法人)のパフォーマンス向上担当ディレクターであるDong-Hyung Cho氏にWoori Financial Group(ウリィ フィナンシャルグループ)のIFRS(国際会計財務基準)プロジェクトおよび現時点での見解について伺いました。

貴社の概要からお伺いしたいのですが。

PricewaterhouseCoopers(プライスウォーターハウスクーパース)は、会計監査やコンサルティングの企業グループであり、いわゆる「4大会計事務所」の1つです。Samil PwC(三逸会計法人)は、35年以上にわたって、企業の説明責任、パフォーマンス向上やプロセス改善、財務アドバイス、ならびに税務や決済サービスの分野の公的、民間および政府機関のクライアントに対して業界別に的を絞った保険、投資顧問および税務サービスを提供してきました。世界的なPwC (プライスウォーターハウスクーパース)グループの韓国における加盟企業として、当社は、数多くの知識管理技術のおかげで、世界中の142,000人を超える専門家たちの共有経験にアクセスすることができます。世界中で流通している同じ製品やサービス、利用可能な同じ方法論が Samil PwC(三逸会計法人)の専門家たちに利用され応用されています。さらに、韓国市場における当社の知識と経験とが世界中の当社顧客にとっての韓国経済への架け橋となっているのです。

IFRS(国際会計財務報告基準)プロジェクトの実施成功に欠かせない要素を3つ挙げていただけますか。また、そういった要素が極めて重要である理由もお聞かせください。

IFRS(国際会計財務報告基準)への転換に先鞭をつけることは大切です。早めに準備しておくことで、企業は無数の持続的恩恵や機会を得ることができます。また、(プロセス、構造、人的資源、監査役やその他の利害関係者との連携、訓練、開発、ならびに主要部門の早期介入などの)組織的様相も決定的な役割を果たします。さらに、IFRS(国際会計財務報告基準)へ功を奏したタイムリーな転換を遂行できるかどうかは、効率的なプロジェクト管理に依存する部分が大きいことも忘れてはいけないことです。しかるべきソフトウェアやデータフロー等を実行するITプロセスは、IFRS(国際会計財務報告基準)への転換成功には極めて重要です。金融機関の個々のニーズに合わせた標準化ソリューションはこうした状況では一番の代替案である一方で、問題となっているソリューションも既存の銀行業務モジュールの完璧な統合を可能とするオープンインターフェースを提供する必要があります。これにより、プロジェクトの期間を大幅に短縮でき、迅速かつ効率的なソリューションの起動が可能となるのです。

それではIFRS(国際会計財務報告基準)への転換におけるIT面に注目してみたいのですが – Woori Financial Group(ウリィ フィナンシャルグループ)は現在FlexFinance IFRSソリューションを利用しています。Woori Financial Group(ウリィ フィナンシャルグループ)が新たなソリューション導入を決めたのはいつでしたか。また、このソリューションの導入にいたった理由もお聞かせください。

韓国の金融機関には、2010年までにIFRS(国際会計財務報告基準)に準じた貸借対照表を準備することが義務付けられていました。韓国国内の他の金融機関同様、Woori Financial Group(ウリィ フィナンシャルグループ)はしかるべきソリューションを模索するよう迫られていたのです。2009年初めの時点で、彼らはすでに、IFRS(国際会計財務報告基準)への転換にあたって適切なITソリューションでしか克服できないような大変な課題に直面することになることを認識していました。そこで、Woori Financial Group(ウリィ フィナンシャルグループ)は徹底的な市場分析を行い、経験豊かなサプライヤーとともによく知られているソリューションを求めて業界全体を尋ねて回りました。彼らの求めるソリューションには必要なあらゆるモジュールが備わっている必要があり、同時に、彼らのニーズや規格に迅速に適応できるに十分な柔軟性を保持している必要がありました。評価の後、彼らはいくつかのベンダーに対して、IFRS(国際会計財務報告基準)ベンチマークテストに参加するよう招待しました。こうした背景によって、FERNBACH(フェルンバッハ)はWoori Financial Group(ウリィ フィナンシャルグループ)のサンプル全体のポートフォリオを処理し、ソリューションのビジネステンプレートを使った最良実施例を供給することにより、無事契約にこぎつけたのです。 Woori Financial Group(ウリィ フィナンシャルグループ)は、FlexFinance IFRSはIFRS(国際会計財務報告基準)要件の全範囲を処理しうる唯一の統合プラットフォームであることに気付いたのです。このソリューションは、(金融商品ごとの)即席のビジネステンプレートに基づいた事前構成済みの財務リポジトリを提供してくれます。こうしたテンプレートは市場において独自のものであり、数々の国々の様々なプロジェクト管理にて培われた綿密な経験を用い、より幅広い会計監査基準を網羅して策定されてきました。現在、こうした事前設定済みテンプレートは150を超える金融機関に対応することが可能です。そのソリューションは、金融機関に対するIFRS(国際会計財務報告基準)に準拠した評価、会計および開示に必要なあらゆる機能を備えているのです。

同時に、IFRS(国際会計財務報告基準)は、経験、信頼の置ける実績およびその道で秀でた専門家を必要とする複雑なトピックであることを留意しておくことも大切なことです。FERNBACH(フェルンバッハ)は豊富な会計経験を誇り、その基幹的事業の一部としてIFRS(国際会計財務報告基準)ソリューションを備えた唯一のベンダーです。FlexFinance はまさしく財務会計を起源としているのです。

金融機関が求めていたのは具体的にどういった要素で、またどういった分野を網羅している必要があったのでしょうか。Woori Bank(ウリィ バンク)およびそのエンドユーザーはどの程度明確にそのソリューションの恩恵を享受しているのでしょうか。

Woori Financial Group(ウリィ フィナンシャルグループ)は、正確かつ現代的な財務会計システムを提供でき、かつIFRS(国際会計財務報告基準)要件を効率的かつ時間通りに満たすようなソリューションを必要としていました。 つまり、キャッシュフロー作成、並列GAAP(一般会計原則)能力、有価証券状況構築および製品構築/分解を含めた会計事象の緻密な評価や生成に必要なあらゆる機能と前処理とを結合するソリューションのことです。この前処理は、IFRS(国際会計財務報告基準)に準拠した会計項目や規制報告の基盤を形成しつつ、ヘッジ会計や機能障害といった特定要件を勘案します。

Woori Financial Group(ウリィ フィナンシャルグループ)のエンドユーザーは、あらゆる基準、完全な可監査性の会計項目や評価数値、統合ワークフロー主導の承認審査方式を備えた使い勝手の良いブラウザ基盤のインターフェースの、豊富な実績を誇るIFRS(国際会計財務報告基準)に準拠した信頼性の高い導入に伴う多大な恩恵を享受しています。また、このソリューションは、様々な認証や承認レベルにて様々なユーザープロフィールとアクセス権もそれぞれ支援します。さらに、すべてのユーザー操作にとって透明性のある監査証跡、金融機関の個々の報告要求および規制報告要求に応じた、データアクセスが容易な独自のオーダーメイド型報告書の適応性のある作成機能も極めて重要な恩恵といえます。こうしたことはすべて、FlexFinance IFRSソリューションとその構成要素である、FlexFinance Data Management Suite(FlexFinance データ マネージメント スイート、DMS)、FlexFinance Accounting Generator(FlexFinance アカウンティング ジェネレーター)、FlexFinance Hedge Manager(FlexFinance ヘッジ マネージャー)およびFlexFinance IFRS Reporter(FlexFinance IFRS レポーター)の賜物なのです。

導入やトレーニングには膨大な時間を要することが多いでしょうが、FlexFinance IFRS(国際会計財務報告基準)における貴社の実績をお聞かせください。

当社は、FERNBACH(フェルンバッハ)とともに大成功を収めた導入に取り組んできました。とりわけ大量の決済に関与してきましたし、それに伴って、複雑性が増し、経験と豊富な実績やその道の専門家を必要としてきました。導入に関与するすべての部門からは、万事が問題なく順調に進んでいると報告を受けてきました。FERNBACH(フェルンバッハ)、財務ソフトウェアプロバイダーのKT FDSおよびSamil PwC(三逸会計法人)は本プロジェクトにあたって極めて緊密に連携し、20年以上にわたる顧客プロジェクト経験を誇る、「FERNBACH Implementation Method(フェレンバッハ導入手法、FIM)」と呼ばれる標準化法を採用しました。当社は、そうした標準化法が、ワークショップ、支援サービス、ツールおよび成功事例を含めたあらゆる関連分野から構成されているという事実に驚きました。その手法は、導入にあたっての当社の作業量削減に大きな影響を与えただけでなく、同時に当社がプロジェクトのリスクを限定するうえでも効果を発揮したのです。さらに、FIM(FERNBACH Implementation Method〈フェレンバッハ導入手法〉)は、品質、費用効率および適時供給を保証するものでもありました。FlexFinance ソリューションは、遅延なく、計画予算の範囲内にて提供されたのです。つまり、このソリューションは直ちに稼働できうるのです。プロジェクト開始時点には、関与するスタッフが導入のあらゆる側面を解説した特別ワークショップに参加しました。これによって、プロジェクトに関与する全員が初期設定後に速やかに導入を開始することが可能となったわけです。アプリケーションは非常に使い勝手に優れて直感的であるため、ワークショップの従業員からは操作方法に関する質問がほとんど提起されませんでした。FERNBACH-Software(フェルンバッハ-ソフトウェア)は目覚ましい実績を誇り、その基幹的事業の一部としてIFRS(国際会計財務報告基準)とリスクソリューションを備えた唯一のベンダーなのです。綿密な会計知識を持った専門家と協力して取り組むことは、プロジェクト全般にわたる決定的因子だったわけです。

Cho氏、インタビューにご協力いただき誠に有難うございました。

こうしてインタビューに答えて当社の経験をお話できて光栄です。お陰さまで、このインタビュー記事を読んでくださる方々に当社のソリューション検討をアピールする絶好の機会となりました。また、このソリューションは転換にあたっての妥当な水準のコストを維持しつつ、全体的に強い満足感を生み出すのを後押しするものであることも付け加えさせていただきたく思います。